技術とモチベーション

ソチオリンピックの選手たちの活躍が素晴らしいですが、今朝の浅田真央さんのフリーの演技は本当に頑張った!と思いました。
アイススケートはとてもピアノ独奏と似ていると思います。毎日の練習、本番に向けてモチベーションを上げて行く。
とても良く似ています。
浅田真央さんはショートの演技が思う様にはいかず、本当に気持ちの切り替えをするのが大変だったと思います。
ピアノでも、本番演奏途中に違う音を弾いてしまったり、指が思う様に動かなかったりという事があります。でも、音楽は流れていますので、気持ちがミスした事で止まってしまっては、それから先の音楽の流れを止めてしまいます。
本番に何が起きても動じない気持ちの強さは経験を通してついてくる物だと思います。小さなお子様が発表会、コンクールに向けて取り組むには、そういった事が分かるアドバイスを受けて臨む事が必須になって来ると思います。
日々の練習方法とモチベーションを常に高くする事がいい演奏に繋がると思います。

18年の重み

 とてもショッキングなニュースがあった。
昨日7時のニュースをつけながら、夕飯の支度をしていたら、聞き覚えのある名前が出てきた。
某S氏のコピーライターを18年間ずっとやって来たと言う人物N君である。
高校の時の同級生である。
彼は当時からものすごく才能豊かだった。
なぜなんだろう。
 音楽はメジャーマイナーとあるように表と裏、良い所悪い所、相反する気持ちの表現だ。
N君は心優しい人だから、人の気持ちの裏側も見れたと思うし、人を感動させるような曲が書けたと思う。
 広島にしたって、短調の曲を作る時、(私の想像だが)人間のやってきた数々の悪戯や自分の苦しみなど、様々なマイナーな気持ちを集結させて作ったと思う。
たまたま後で題名をこっちの方が合っているかなんかで変えたと思う。そんな事は珍しくはない。でも、世間の人、その曲を聴いて涙した人を裏切ってしまった行為になる。
 なぜまた他人に捧げ続けたか?わからない。
 N君は自分の名前でも曲を書いていたらしい。でも力を抜いて作ったのか全然有名でないし多分駄作だろう。
 今日記者会見の様子を見てまた思う事も出て来そうだが、記者会見は本当の事は伏せている事は多い。
 今日の午前中はレポートの仕上げをする時間を、私は爆発しそうな気持ちをこちらに吐き出して取り掛かろうと思った。
 音楽を好きで人にその素晴らしさを伝える者の一人として他人事とは思えない。

中級レベルの壁

中級レベルの生徒は丁度中学生辺りでしょうか。
勉強に(塾)部活に忙しい上、ピアノの教材も段々難しくなって来くる一方で、余り練習時間が取れない。
全てやらなくてはならない義務感に押し潰されそうになってしまう。
真面目な生徒さんだと、練習が出来ていない自分が許せなく、罪悪感すら持ってレッスンに来てしまう。

人生には色々な時があります。

そんな時は少し時間を置いて、気持ちにゆとりが出来るのを待ちましょう。

ピアノはやらなくてはならないものではありません。
でも、ピアノは誰でも出来るものではありません。

ピアノが弾けるってすごい事なんです。

また楽しくピアノに向き合えるようお待ちしております。